オリックスの目に余る「ハゲタカ」ぶり
かんぽの宿やその関連施設を、一括してオリックスに譲渡をするというプランが、いま、政治の場でいろいろ取り上げられているようです。当のオリックスは、「総務省と日本郵政の内部の問題」などいってほおかむりをしているようですが、事の本質は、譲渡の値段が安すぎるというよりも、なぜオリックスなのか、というところにあると思います。
以前、住宅金融公庫が民営化された際、その業務の一部を引き受けたのもオリックスでした(そのときのエントリはこれ→☆)。
そして、今回、また濡れ手で粟をもくろんでいるのがオリックス。これは単なる偶然なのでしょうか。宮内会長が規制改革の会議の中心メンバーであったことは、これとまったく無関係なのでしょうか。
西川社長は、譲渡を一時凍結する理由を「総務相の理解が得られない限り、(譲渡は)実現できない。選択肢を広げながら、納得が得られる道を見いださなければならない」と説明した。ただ、オリックスへの譲渡案について「(入札に)疑いを持たれるようなことは全くない」と断言したほか、「白紙撤回はしない」と話した。また、「個別譲渡は不利ではないかという思いがある」と述べ、一括譲渡が望ましいとの考えを示した。
鳩山総務相は、これまで(1)なぜ譲渡先がオリックスなのか(2)なぜ一括なのか(3)なぜ不況のこの時期なのか−−との疑問を投げかけ、譲渡に必要な認可を与えることに強い難色を示している。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090130k0000m020044000c.html
この問題だけは、鳩山大臣を応援しますよ(^^;)。