日本郵政の西川社長はなぜ辞めないのか

　鳩山なんかにあそこまで馬鹿にされて腹が立たないのだろうか。オレなら、そんな総務大臣にクビにされるくらいなら、自分からさっさとやめてやりますが。
　そもそも、第三者委員会が指摘しているとおり、かんぽの宿売却問題にはいくつもの不透明な点があったわけだし、障害者の郵便料金悪用問題も、会社ぐるみの不正の疑惑がぬぐないわけです。そうしてみると、西川社長の態度に問題があるという鳩山の主張にも一理あるし、西川社長が適任とはとても考えられないんですけどね。
　郵政民営化推進派にしてみると、ここで社長が交代して民営化のスピードがダウンしたり逆戻りするのは耐えられないことでしょうが、上記のような過ちがあったことは事実なので、ブレーキがかかること自体は避けられないのではないかと考えます。郵政は西川社長が前にいた銀行業界とは違い、純然たる私企業ではありません。そこのところを勘違いして、仲間内でこっそりやろうとする精神構造自体だ大いに問題だと思いますね。
　まあ、西川社長自身も、辞めたくても辞めさせてもらえない事情があるのかもしれませんが、だったら総務大臣にクビを切ってもらったほうがすっきりしていいですわね。