なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 本は読めないものだから心配するな

本は読めないものだから心配するな

本は読めないものだから心配するな

 図書館で借りてきて、今日、初めて目を通しました。目次がなく、章立てもなく、ずらずらと地の文が続いていてびっくり。
 そして、中身を読んでみてまたびっくり。正直に申し上げて、法律学の本の端っこの、それも実務に役立つ分野しかお勉強してこなかった自分にとって、詩だの文学だの批評だの、翻訳だの教養だのといったジャンルはまったく知識のない分野。のっけから、こうした「無知の知」みたいなことが語られていてノックアウトされました。このタイトルも秀逸じゃありませんか。
 これは図書館で借りるようなお気軽な本じゃなく、手元に置いて何度も咀嚼しながら読む本だと思いました。新刊で手に入れて、幾度も味わう必要がありそうです。ということで、新刊で買い直すことに決定。
 ちなみに、著者の名字は「菅」じゃなくて「管」。「かん」じゃなくて「すが」と読むそうです。ややこしいですね。