寝ないことにより得られるもの

　ちょっと前に読んだビジネス書の中に，「寝すぎるのは良くない」ということが書いてありました。睡眠時間を取りすぎると，頭がボーッとしてしまうとか，統計的に長生きの確率が減るとか，そういった議論ではありません。要するに，人生において時間というのは有限なのだから，寝すぎることで活動時間が減るのはもったいない，という話だったと思います。誰が書いたどういうタイトルの本だったのかさえ忘れてしまいましたが，そのあたりの記述が妙に印象に残っています。
　この連休中，いつもより余分に寝る生活を送ってみて，なるほど寝すぎるというのは，じつにもったいないことなのかもしれないと思います。もちろん，体を休めるための休息は不可欠ですので，遅くまでお仕事をされている人が休むのは当然ですが，ぼくのような，暦に従ってしっかり休みを貰っているようなタイプにとっては，寝すぎることで一日の多くを無駄にするのは避けたいような。
　逆に言うと，起きていても，寝ているのと変わらないような生活を送るのであれば，それはまた，じつにもったいない話です。起きて活動している以上，ちょっとでも生活の質を向上させるための小さな一歩を踏み出していくようにしたいと思います。
　連休の真ん中ということで，ちょっとだけ真面目に考えてみました。