なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 窯で女性遺体焼却強要、拘置所で死亡の被告は自殺(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050225-00000307-yom-soci

 福岡県金田町で、女性の遺体が陶芸用の窯で焼却された事件で、福岡県警は25日、拘置先の飯塚拘置支所(福岡県飯塚市)で死亡した北九州市八幡西区笹田、高松良一被告(60)の死因を自殺と発表した。
(中略)
 同拘置支所を管轄する福岡刑務所は23日、「心臓発作による病死とみられる」と発表していた。しかし、県警が24日、遺体を司法解剖した結果、ふきん(35センチ四方)をのどに詰め込み、窒息死していたことがわかった。

 福岡刑務所などによると、高松被告は23日午前7時半の起床時間になっても独居房の布団に入ったまま起きず、職員の呼びかけにも反応がなかった。救命措置を行ったが、同8時半、医師が死亡を確認した。

 最近は不眠や頭痛を訴え、薬を飲んでいたという。県警によると、23日午前5時ごろに死亡したとみられる。

 やはり自殺でした・・。
 当初の発表の経緯はやはり不自然ですよね。あらゆる死亡の原因が心不全なのと同じで、心臓発作というだけでは誰も納得しないわけで。逆にいえば、発見が遅れたことのいいわけとして心臓発作というのを使っただけのようにも思えます。
 夜間は15分間隔くらいでは巡回をしているはずなのですが、飲み込んだ瞬間を目撃できなかったにしても、その後の挙動などから気がつかなかったのでしょうか?
 これで真相が永遠に闇に葬られたとなっては、被害者(の遺族)も気の毒です。