なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 time/system


http://www.hima.co.jp/timesystem/
 タイムシステムという手帳があります。
 それまではフランクリン手帳を使っていたのですが、今年はちょっと浮気して、ビジネス用にはこれを使いました。ホームページをみるとサイズはいろいろあるようですが、もっとも普及しているのはリフィルのサイズがA5判のものです。小職も、これを使いました。
 A5サイズメリットは、大きくて書き込みがたっぷりできるということ、A4の書類も二つ折りにして気軽にバインドできるという点にあります。とくに後者はたいへん便利です。たいていの書類はA4ですし、そうでないものもコピー機を使うと縮小も簡単です。バイブルサイズとかですと、このように気軽にはできません。なお、フランクリンのA5サイズ(これをフランクリンでは「クラシックサイズ」と呼んでいます)は、パンチ穴がオリジナル規格になっているので、書類をパンチしようとすると、高価な専用品を買う必要があります。タイムシステムは、普通の国際規格ですので、市販の安い6穴パンチが使えます。
 タイムシステムは、1日を見開き両面でつかうのですが、右ページがスケジュールやto-doを書く欄、左ページがメモ欄になっています。フランクリンですとこれが逆になります。どちらがいいかは、本人の趣味の問題ですが、利き手が右の場合、右ページのほうが書きやすいと思います。そうすると、スケジュール欄を主としてつかうか、メモ欄を主としてつかうかで使いやすさが決まってきます。小職の場合、メモ欄をよく使うのですが、タイムシステムだとちょっと使いにくく、フランクリンのときにとっていたメモ量と同じ量は書かなくなってしまいました。
 そのほか、システム手帳としての設計は、タイムシステムならではの思想(アクティビティ・チェックリストなど)がある部分もありますが、総じて、普通のシステム手帳に近いので、とっつきやすいです。これに対し、フランクリンの場合には、自己啓発的色彩が強く、価値観とか目標とかを重視し、それ用のリフィルなども充実しています。フランクリンの世界に共感できる人はそちらを使えばいいと思いますが、それに対して拒否反応がくるような人は、タイムシステムを使うのがいいかもしれません。
 難点は、サイズが大きく、持ち歩きに困ることと、入手性に難があることです。田舎ではまず売っているところはありません。東京でも、新宿・紀伊国屋アドホック店にあったのですが、もう文具売り場自体がなくなってしまい、銀座の伊東屋くらいしか見かけません(といっても、東京っ子ではないので、丸善とかほかにもあるかどうか分かりません)。伊東屋にも、A5サイズのバインダとリフィルしかなかったような。
 小職は、来年はほぼ日手帳を使うつもりですが、万一、ほぼ日手帳の使い勝手が悪かったら、タイムシステムに戻ってくるかもしれません。