なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 久々に武富士関係など

 消費者金融武富士」をめぐって03年に出版された本「武富士の闇を暴く―悪質商法の実態と対処法」をめぐり、「事実に反する記事で名誉を棄損された」とする武富士側と、執筆した弁護士らとの双方が互いに損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。藤山雅行裁判長は「武富士の提訴は批判的言論を抑圧する目的で、違法」として、慰謝料など計480万円を弁護士らに支払うよう武富士側に命じた。武富士側の請求は棄却した。

 武富士は、自社を批判する弁護士やジャーナリストを相手に巨額の損害賠償を請求する訴訟を相次いで起こした。関係者からは「萎縮(いしゅく)効果を狙っている」と指摘されており、この日の判決が注目されていた。

 この本、持っています。武富士は、武富士に批判的な弁護士に対する懲戒申立に関わっているのではないかという疑惑などもあり、社会的に存在意義を認めがたいような感じがします。こんな会社が業界の最大手というのですから、銀行などがサラ金とくっついて小口金融に手を出そうとしていることには、嘆かわしいとしかいいようがありません。もっとプライドをもって仕事ができないのでしょうか>銀行のひと。