なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

SL-C860のメモ帳

 PIM機能のうち、メモ帳について書いてみましょう。
 起動すると、上部に二つのタブがあり、「text」と「memo」に分かれています。どうやら、textのほうは通常のテキストファイルを作成するエディタのような機能で、memoのほうは、母艦とも同期が取れるもののようです。palmのメモ帳に変わるものといえば、後者のmemoにあたるようです。
まあ、メモ帳の編集機能は、通常のテキストエディタと変わらず、手書き認識やキーボードを使ってすいすいと入力できます。手書きメモは別のアプリで残すようになっているようで、メモ帳では文字入力の機能しかありません。このあたりは、palm標準のメモ帳と似たようなものです。pocketPCでは手書きや音声のメモが残せましたが、リナザウではメモ帳を使う限りはできないようです。
それと、このメモ帳には、分類というかジャンル分けの機能がありません。palmでは、それぞれのメモに分類項目をつけておくことができましたが、リナザウではそのような機能がありません。したがって、ザウ側でmemoをとり、母艦のpalm desktopと同期させても、分類は「未分類」になってしまいます。ですので、母艦でいちいち分類項目をつけてやらないといけません。
pocketPCでは、メモ1件がひとつのファイルとなり、そのファイルをフォルダに入れることで、ある程度、メモのジャンル分けが可能でしたが、ザウではそのような技が使えません。したがって、多数のメモがずらっと並ぶだけであり、その中から必要なメモを探すのは、一苦労です。検索機能をうまく使って、絞り込んでいくしかないでしょう。ザウを使っている人は、このような仕様で使いにくくないのでしょうか。
というわけで、PIMの4大機能を試してみましたが、palmと比べると、総合的に、やや分が悪いと感じます。スケジューラの精細な表示や、アドレス帳など、palmよりも優れている点も多くありますが、メモ帳の使いにくさ、全体としてのレスポンスなどで、palm側が使いやすい点のほうが多いような気がしました。とはいえ、現状では、あえてPIMだけをpalmでやりたいというほどの顕著な差はないので、このまましばらくは、ザウでPIMを使っていきたいと思います。
bitwarpのカードが届いたので、次回は、メール機能について見てみようと思います。