なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

人権大会へ行って来ました(前夜編)

 このところ、ほぼ毎年参加している日弁連の人権擁護大会。今年は高松で行われました。
 会費の無駄遣いだとか、単位会の負担がきつすぎるとか、いろいろ批判はあるようですが、1年間かけて準備される大会のシンポジウムは、それぞれなかなか見応えがあるのも事実です。中身の充実度をスポイルさせることなく、いかに大会運営をスリム化したり、IT化していくかというのが、今後の課題ということになるでしょうか。
 また、毎年、違う場所で行うことへの批判もあります。1年に1回で全国を回りますから、50年に1回くらいの割合で回ってくることになります。これも観光的な要素がないといえば嘘になりますが、やはり、地元の人たちに成果を見てもらうという意義は大きいものがあると考えます。とくに、普段は「人権擁護ってなに?」と思っているような若手の会員や地元の高校生など、そうした人に見てもらうには、やはりそれぞれの地元に足を運ばないと意味がありません。ライブ中継でやるのと、実際に生で話を聞くのとでは、大きな差がありますよね。そういう意味では、昨年の盛岡、今年の高松など、地方の中堅都市で開くというのは、それなりに意味があることではないかと思うのです。
 さて、前置きが長くなりました。例年、木曜日がシンポジウムで金曜日が大会本体です。高松といえば、当日入りできない距離ではないのですが、あえて前日(水曜日)から泊まりこんで見ました。

 まずは新幹線で岡山まで行き、マリンライナーに乗り換えます。岡山駅のホームには、宇和島行きの特急も入っています。やなせたかしアンパンマン列車です。見るからに楽しそうですが、高松行きのマリンライナーは味も素っ気もないタイプ。

 先頭車両だけが2階建てになっていて、1階が普通車指定席、2階がグリーン車指定席になっています。今回は1階指定席へ。普通の車両よりも低い位置に座席があるのと、夜(といっても6時前)で雨も降っていて外が暗いのとで、どこをどう走っているのか外もよく見えないまま、約1時間かけて高松駅に到着しました。

 高松駅前の夜景はこんな感じ。ホテルはここから南に歩いて5分くらいのところです。2泊するので、たいていは安いビジネスホテルに泊まります。今回もちょっと古っぽいホテルに泊まりました。