なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

「小沢にやらせてみようよ」という発想

 自民党が政権の座にあったとき、民主党に一度くらいは政権を取らせてみたらどうかと思いました。
 昔のローマだかギリシアだかの市民社会では、「期間の短い輪番制」こそが平等だという議論もあったからです。「ダメならチェンジすればいいんじゃない?」というのがその発想の原点です。
 さて、民主党が政権の座についてそろそろ1年。そして、今になって、小沢と菅のガチンコ勝負とかいわれています。
 そして、「とりあえず小沢にやらせてみようよ」という声も、ネット界ではよく聞くようになりました。民主党内で「期間の短い輪番制」を採用するというなら、(菅の期間が短すぎるという指摘はさておき)「小沢にやらせてみる」という発想も面白いのかもしれません。
 ただ、小沢については、「政治とカネ」の問題に決着がついていないと見ている国民が多いのも事実。それは各種世論調査でもそうなっている。そうであれば、小沢が「カネ」の問題を決着させることが総理になる前提のようにも思える。「小沢にやらせてみる」派の人たちは、その問題はすでにクリアになっているというのだけれど、誰のどこのどのソースを見ればそれがはっきりわかるのか、きちんと教えて欲しいと思う。
 どこかにこの問題の「まとめサイト」みたいなものがないんだろうか。