佐々木正悟さんの本
- 作者: 佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/02/27
- メディア: 新書
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そんな佐々木正悟さんの本の中でも比較的初期に出された新書ですが、なぜかこれまで読まずじまいでした。今日は幸い、空港でたっぷりと時間がありましたので、じっくりと読むことができました。
本書では、「直感」といわれるものの正体に迫り、そしてその「直感」を鍛えて生きていくことの大切さやその具体的な方法について言及しています。
さて、本書が指摘する「直感の法則」はつぎの3つ。
・直感は「そのときその場でその人に」発揮される
・直感は「非言語的なメッセージ」である
・経験を積めば積むほど、直感力は増大する
佐々木さんは心理学の専門家なので、随所に引用される心理学的な実験のエピソードも的確で、おもしろいものばかりです。おもしろくて実用的、というのが氏の真骨頂なんでしょう。この3つの法則が豊富なエピソードをもとに説明されています。
そのうえで、直感力を鍛える7つの方法が紹介されています。ここから先は、本を買って読んでね、というところですが、自分用にメモしておきます。
・自分の五感を使って「知覚」することを、もっと心がける
・自分が直感したことに、むやみに説明を求めない
・直感に基づいて、迷わずに「行動」を起こす
・対戦型のスポーツで、瞬時の直感力と、雑念(ノイズ)の除去を学ぶ
・脳を直接鍛える−TOT現象、モーツァルトの音楽、ジグソー・パズル
・好きなことだけをする時間を1日15分は持って、「リラックス」の仕方を覚える
・内なる声に耳を傾ける習慣を持つ−散歩、ゲシュタルト・セラピー、瞑想
やはりリラックスするということが直感力を研ぎ澄ますためには必要なように思います。リラックスして内なる声に耳を傾ける、それができれば、あとはその声が導いてくれそうな気がします。ぼくの場合、オフタイムにはそれなりにリラックスできるのですが、仕事場に入ってしまうと、落ち着かず慌ただしく過ごしてしまいがちです。そんな喧噪の中でリラックスして直感力を発揮できれば、もっとクリエイティブに仕事ができそう。
意図的に15分くらいの休憩を取って、散歩してみるのがよさそうです。
寒さも和らいだ(というより暖かすぎる)ので、来週からさっそく取り入れてみようかと思います。