なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

遅すぎた小沢辞任

宿願の政権交代に王手をかけたかに見えた民主党の小沢代表が、土壇場で「次の首相候補」の役割に終止符を打った。政権交代のため「変身」に努めた3年間だったが、自民党以来の「金権体質」までは変えられず、最後に足をすくわれた。

http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY200905110255.html

 小沢さんがとうとう辞任を表明しました。このタイミングはいかにも遅すぎたと感じます。
 確かに、検察がこの時期に野党第1党の党首を狙い撃ちにして捜査を行うというのは、非常に不自然です。与党だって同じようなことはやっているだろう。
 しかし、小沢さんは検察を批判するばかりで、結局、自らの疑惑については合理的な説明できなかったし、する気も感じられなかった。要するに、上の朝日が書いているとおり、「金権体質」を民主党に持ち込んで成功し、党首になっただけではなかったか。多くの国民が世論調査で、小沢さんの説明が不十分だと感じたのは、そうした古い体質からの脱皮が行われていないことへのいらだちだったのではないかと思います。
 それにしても、この時期に辞任して選挙やって、勝てると思っているんだろうか・・・?