鉄道による陰陽連絡は今どうなっているのか(その1)
中国山地は比較的なだらかなので、山陰と山陽をつなぐ、いわゆる陰陽連絡鉄道がいくつかあります。かつては、陰陽の移動は鉄道がメインでした。いまでは、すっかり高速バスにその座を奪われた間がありますが、実際のところ、どうなのか検証してみます。
設定としては、広島市内から鳥取、倉吉、米子、松江、出雲、浜田、益田にそれぞれ出張するものとして、午後一番の法廷に間に合うように、午後1時までにターミナルに到着すればよいものとします。そして、法廷がさくっと終わって、午後3時にはターミナルから帰途につけるものと仮定します。さて、鉄道とバスとを比較して、どちらが遅く広島を出発することができて、どちらが早く広島に帰ってくることができるでしょうか。そして気になる運賃は?
まずは中国地方の東の端、鳥取市です。
- 鉄道
広島10:15(ひかり550号)10:57 岡山 11:05(スーパーいなば3号)12:53 鳥取
(所要時間2時間38分 運賃9,830円)
鳥取16:22(スーパーいなば8号)18:11 岡山 18:22(のぞみ117号)18:58広島
(所要時間2時間36分 運賃9,830円)
- 高速バス
広島7:30(日本交通)12:35鳥取駅前
(所要時間5時間5分 運賃4,400円)
鳥取駅前15:00(日本交通)20:10 広島
さすがにバスで5時間は厳しいですね。朝早くに出発しなければならないのも苦痛です。そういえば、何年か前に鳥取に出かけたときも、やはり岡山からスーパーいなばに乗り継ぎました。高速バスのメリットはなんといっても運賃が安いこと。往復で買えば7,800円です。たとえば金曜日とか、次の日が休みであれば、ぼくでもバスでいくほうを選択するかもしれません。
ちなみに以前に鳥取に行ったときの日記はこちら→鳥取市にやってきた - なるしす日記