なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

声フェチ

 今日は裁判員裁判の練習を兼ねた模擬裁判。模擬裁判とはいえ、裁判員は素人の人に入ってもらい、本番さながらに評議もしてもらいます。それだけに、弁護団検察庁も緊張感が漂っています。
 事案は傷害致死。酔ってけんかして相手を殴ったら、椅子の上から床に落ちて頭を強打し、死亡したというもの。ただし、被害者の遺族との間では示談が成立し、遺族も処罰を積極的には望んでいないというシナリオ。ぼくが裁判員なら、まよわず懲役3年執行猶予5年を選択するところですが、どうなるでしょうか。
 さて、模擬裁判なので、被告人役も、被告人サイドの証人も、弁護士が役になりきって務めます。被告人の母親役をやった弁護士さんが、実にうまい演技で好感触でした。この弁護士さんは、声が(というか話し方が)なかなかいいのです。甲高くもなく低すぎもせず、適度に間があって、思わず聞き惚れるくらい。ぼくが将来、何かの罪を犯して弁護人をつけるとしたら、彼女にやってもらいたいなぁ。
 傍聴席でこんなことを考えているのはオイラくらいなんでしょうね(^^;)。