なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

時効と裁判

 民事事件には「時効」という制度があります。
 大きく分けて、取得時効(長年、自分のものとして支配していると、その所有権が得られるというもの)と消滅時効(長年、権利を行使しないでいると、その権利が消えてなくなるというもの)があります。
 今回、まもなく消滅時効にかかりそうだという貸金を請求する訴訟を起こしてほしいという依頼がありました。その期限は月曜日。1日でも遅れると、消滅時効にかかってしまいます。
 悪いことに、ぼくは明日から週末まで東京に出張。それなのに、請求する貸金が合計で12本、被告の数も11名というものすごい訴訟です。その裁判に必要な書類を依頼者が整えたのが今日の夕方。明日は事務所に寄らずに東京へ旅立つので、へろへろになりながら訴状を書き上げました。
 疲れた・・・・。