なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

初めての最高裁

 最高裁が弁論を開くというのは、高裁の判断がひっくり返されると言うことです。よく、「開かずの扉」なんてことが言われますが、実際にもまさにそのとおりです。要するに、高裁が最高裁のほうばかり気にして、最高裁の意に沿うような判決しかしなくなっていることの裏返しなんですよね。
 原審の広島高裁判決は、最高裁のほうを向かず、われわれに向き合ってくれたいい判決だったのですが、やはりそのまますんなりとは通してくれなかったようで、今日、弁論期日が開かれることになったものです。
 初めて入った最高裁の法廷は、高裁のそれを50倍くらい広くして豪華にしたような感じで、廊下に敷いてあるふかふかの絨毯にもびっくり。法廷の天井も広くて調度品も立派。これで最高裁の裁判官が立派ならいうことはないのですが・・・。
 判決は4月15日に言い渡されることになりました。
(せっかくですので写真を追加してみました)