なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

長崎市長選の結果について思うこと

 日本人は、「お涙ちょうだい」に弱いので、横尾候補がぶっちぎりで当選すると思っていました。おそらく、本人や遺族の人もそう思っていたのではないでしょうか。
 ところが、ふたを開けてみると、僅差とはいえ市職員が当選。ちょっと驚きました。
 もちろん、政治家の世襲には強い違和感がありますが、今回の場合、前々から世襲を企んでいたわけでもないだろうし、「遺志を継ぎたい」という言葉に嘘はないのではないかと思いました。
 また、この市職員という人も、肩書きは統計課長ということで、そんなに切れ者とは思えなかったし、それなりの批判票は集めても、当選ラインまでは達しないだろうと思っていたのです。
 ただ、報道される限りでは、アイデアマン的に新しい試みもやってくれそうな気もします。
 部外者としては、利権や裏金とは無縁のクリーンな市政をしてもらいということと、被爆都市としての理念と行動を続けて欲しいということを願っています。