男性受刑者が病死 佐賀少年刑務所(西日本新聞)
佐賀少年刑務所(佐賀市新生町)は24日、50代の男性受刑者が死亡した、と発表した。佐賀地検が司法解剖した結果、胃に穴が開き腹膜炎を起こしたのが原因で、病死だった。
同刑務所によると、23日午後11時40分ごろ、見回り中の刑務所職員が、1人部屋で寝ていた受刑者が呼吸をしていないのに気付いた。同市内の病院に運んだが、24日未明、死亡が確認された。受刑者は今月中旬に入所したばかりで、高血圧と胃かいようの持病があった。見回りは1時間に数回、定期的に行っていたという。
同刑務所では8月にも70代の男性受刑者が体調不良を訴え、死亡している。村上雅敏総務部長は「相次いで受刑者が亡くなり残念だ。適正に医療措置をしているつもりだが万全を期したい」と話している。
=2006/10/25付 西日本新聞朝刊=
胃潰瘍が悪化して、胃に穴があき、腹膜炎になったのでしょうか。だとしたらとても痛そう。きっと痛くて刑務官に訴えたりして異端ではないかしら。こういうとき、刑務官は、「もうちょっと我慢しろ」とか適当なことを平然と言ってのける人種だから・・・。
実は、以前に取り扱った例でも、おなかが痛くて刑務所で診察を受けたら、「胃炎」と判断され、その後、盲腸を放置死したことによる腹膜炎と判明して、病院に移送されて九死に一生を得たという事件がありました。
今回は、誰にも気づいてもらえずに死ななければならなかったとは。「胃に穴が開き腹膜炎を起こしたのが原因で、病死だった。」とあっさり片づけるのではなく、もうちょっと踏み込んだ記事が欲しかったです。