なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 看守、受刑者に差し入れ(神戸新聞)

2006/10/27 13:33


 横浜刑務所(横浜市)は27日、受刑者に手作りホットケーキを差し入れるなどしたとして、小田原拘置支所勤務だった男性主任看守(42)を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。

 看守は「一生懸命作業している受刑者の世話をしたかった」と話しているという。

 同刑務所によると、看守は2002年7月から05年8月にかけ数回、食料庫の食材を勝手に取り出して手作りしたホットケーキや果物を、受刑者数人に差し入れた。

 05年8月23日、受刑者から「食料庫の食材が足りない」と相談があり、同支所が受刑者数人から事情聴取して発覚した。

 看守は、聴取されそうな受刑者に仮釈放日を教え「何も知らないと答えるように」と口止めしたという。

 横浜刑務所は「刑務官の社会的信用を大きく失墜させ、深くおわびする」とコメントしている。

 こういう「受刑者に対する便宜供与」的なニュースは、腹立たしいものが多いのですが、このニュースはどことなくハートウォーミングな感じがしますね。わざわざ手作りのホットケーキを差し入れるところなど、受刑者に対する愛情すら感じてしまいます。
 もちろん、不公平な扱いはいけませんが・・・。