なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

Book Baton

 id:rie-zoさんからバトンを渡されました(^^)。本にはいろいろ思い入れがあるから、音楽よりは書きやすいような書きにくいような。ゆっくり考えてから書きますので、少し時間をくださいね。
 質問は次の5つです。

* 持っている本の冊数
* 今読みかけの本 or 読もうと思っている本
* 最後に買った本(既読、未読問わず)
* 特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
* 次にまわす人5人まで

1 持っている本の冊数
 本棚1本で500冊として家には4本、事務所にはそれ以上の本があるから、少なく見積もって5000冊くらいですか。本に埋もれて生活しているような感じです。


2 読みかけの本

春、バーニーズで

春、バーニーズで

 吉田修一の短編(というかこれは連作)は、文章一つ一つにとてもよいリズムがあり、文章の味わいにあふれていると思います。芥川賞受賞作「パーク・ライフ」でもそうでしたが、あっけないほど突然に終わる幕切れの余韻も心地よく、小説の醍醐味を感じさせてくれる作品集です。


3 最後に買った本

生まれる地名、消える地名―「平成の大合併」で日本地図に大異変!

生まれる地名、消える地名―「平成の大合併」で日本地図に大異変!

 実はσ(^^)は地名マニアなところがありまして。この手の本には目がないのです。ちなみにこの本、現在、弁護士会に出入りの書店に注文してあって、まだ届いていません。この書店に頼むと、7%オフで本が買えるので、急がない本はここで買うことが多いです。急ぐ本は、店頭かamazonで買い求めます。


4 特別な思い入れのある本
 これまでこの日記では、いくつかの本を紹介してきました。その中には、思い入れのある本もありますが、重複を避けていくつかご紹介します。

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黒いトランク (創元推理文庫)

黒いトランク (創元推理文庫)

 まずはミステリ界の大御所、鮎川哲也の本を。鮎川哲也の作品は、短編から長編までほとんど全部を読んでいますが、どれも好きです。寡作な作家で、それだけに一つ一つの作品のレベルは高いです。丹那刑事と鬼貫警部、そう書いているだけでまた読み返したくなりました。

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 次は、同世代の作家の文学作品を。デビューが鮮烈だった平中悠一ですが、関西のひとには馴染みがあるのでしょうか。この作品は絶版になっているようですが、これからの夏にぴったりな読み物です。

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奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする

奇跡の仕事術―自分の仕事をマネジメントする

 ビジネス書というか成功本というか自己啓発本というか、そういうジャンルからも1冊紹介。これもamazonに表紙画像が登録されていないので、なんだか寂しいです。判型も大きく、イラストも多いのでさくっと読めます。机の正しい使い方というところから教えてくれるので、たいへんためになりました。

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偽善系―正義の味方に御用心! (文春文庫)

偽善系―正義の味方に御用心! (文春文庫)

 ノンフィクションのなかでは日垣隆がオススメ。好き嫌いが分かれるキャラクタで、敵に回すと怖いタイプですが、きちんと資料にあたってから発言をするその態度は、雰囲気やノリで議論をする普通の評論家とは一線を画しています。佐高信をばっさりと斬って捨てた「辛口評論家の正体」という作品は著者の真骨頂ともいえますね。

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SPIDER'S STRATEGY

SPIDER'S STRATEGY

 ビジュアル本ではこの写真集が一押し。amazonの頁では彼の写真がみられないので、出版社の頁を載せておきます。モノクロで東京の雑踏を切り取った写真には迫力を感じるとともに、都会のねっとりとした空気が伝わってくるようです。ぜひ、本を買って実際の写真をごらんください。
http://www.osiris.co.jp/ss.html

5 次に回す人。
 こういう企画に賛同していただけるかどうか不安ですが、id:MAROONさん、よろしいでしょうか。どんな本をお読みなのか、知りたいので・・。