なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 宮城刑務所で受刑者が飲酒・喫煙 職員が関与か

http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY200506160160.html

 仙台市若林区の宮城刑務所で、受刑者が酒やたばこを入手し、飲酒や喫煙をしていた疑いがあるとして、同刑務所と法務省仙台矯正管区が調査をしていることが16日、分かった。同刑務所は、刑務所職員が関与していた可能性もあるとしており、事実関係が判明すれば関係者を処分する方針。

 関係者によると、数カ月前から「宮城刑務所で服役している暴力団関係者が外部から酒やたばこ、携帯電話を入手している。職員が手助けしている」という情報が広まった。

 こうした情報などを受け、同刑務所と同管区は調査を始め、現在、関与が疑われる受刑者と職員から事情を聴いているという。

 同刑務所総務部は「具体的内容は全容が明らかになるまで答えられない。金銭授受があったかどうかも調べている」としている。

 前代未聞ですねぇ。
 管理の甘い警察の留置場あたりだと、こういう事件もたまに起きますが、規模の大きい刑務所でこのような事態が生じるというのは、いったいどんな管理をしているのでしょうか。
 σ(^^)は、上で書いたとおり、受刑者にもっと自由を与えても良いと考えていますが、それとこれは別問題。暴力団幹部と刑務所職員の癒着の問題は、どの刑務所でもささやかれます。現に、σ(^^)の所属する弁護士会にも、そういった受刑者からのタレコミ情報がちょくちょくあります。ですが、刑務所に直接問いただしても、「そのような事実はない」のひとことで片づけられています。
 このあたりも、刑事施設視察委員会の今後の活躍が期待されるところです。
 それにしても、宮城刑務所というのは腐り切ったところみたいですね。