なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

「紙」

以前、テキストエディタとして「紙」というソフトを薦めていただいたので、現在、さっそく試用しています。フリーソフトのものと上位版のシェアウェア紙 copi ver.2.36」というのがあるのですが、お試し期間中ということもあり、シェアウェアのほうを使っています。
まず、なんといっても、文書ファイルのタイトルを決めなくてよいこと(原則的に、ファイルの1行目がタイトルとなる)、保存を自動的に行ってくれることが便利です。余計なことを考えずに入力に集中できるのは嬉しいものです。
また、このソフトの売りの機能として、webのクリッピングというかスクラップができるという点があります。気に入ったページや、ページ中の気に入った箇所などを右クリックメニューなどで気軽に取り込むことができます。
ダイヤルアップ接続でネットを見ていたころは、電話代金節約のために、ツールなどでダウンロードして、オフラインで閲覧などをしていたものです。ところが、常時接続が当たり前になると、あえて気に入ったページを保存せずとも、必要なときにささっと検索して、その場で利用すればよいようになりました。
しかし、そのようなやり方では、そのサイトが消えてなくなったり、あるいはサーバがダウンしたりして、使えないときなどには、本当にお手上げになってしまいます。また、新聞社系のサイトでは、古いニュースは検索できなかったり、できても有料であったりするので、気になったものをクリッピングしておく意味は十分にあると思います。このソフトは、それこそ、非常に簡単に、このクリッピングができてしまいますので、どんどん取り込んで保存するようになってしまいました。ただ、そうすると、保存容量が大きくなってしまうのが難点でしょうか。
ただし、それさえ除けば、保存したデータの中から全文検索などをすることも容易であり、保存したデータの再利用という点も容易にできるように工夫されています。
ただひとつだけ、ちょっと不便に思うのは、エディタ画面の行間が比較的詰まっており、窮屈に感じてしまうことです。ワタシとしては、行間がゆったりしている方が見やすく、美しいと感じるのですが、このソフトでは行と行がくっつく感じで、あまり使い勝手が良くないです。この点は、オプション設定でも替えられないようであり、作者のページでも、フォントを別のものにするという解決策しか提示されていません。この点は、改善の余地があるのではないかと思いました。
ですが、そういった微細な欠点を超える便利な点が多いので、しばらくは、日常のメインソフトとして、活躍してもらおうと思います。