なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 暴力あるいは体罰

暴力はいかん。理由はどうあれ、暴力を受ける側の人格を否定した行動だからです。暴力をふるわないと相手は理解できない、そのくらいに低能だ、と考えるからこそ、暴力に訴えるわけです。
したがって、暴力をふるった人に理由を尋ねると、

  • 相手が悪い
  • 殴ってでも(相手に非があることを)教える必要がある
  • 躾のためだ
  • 怪我まではさせていない(から許される)
  • 相手に対する愛情や信頼があるから許されるのだ

などという弁解が返ってきます。そういう人は、殴られてもニコニコ笑っていられるのでしょうかね。暴力という形式でないと言うことを聞いてくれないのだ、とみなす時点で、自分が相手のことをいかに見下しているのかということに、わずかでも思いをいたすべきだと思います。