販売差し止めに文芸春秋が異議申し立て（毎日新聞）
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040317k0000e040047001c.html
前外相の田中真紀子衆院議員の長女を巡る週刊文春の記事で、販売などの差し止めを命じる仮処分決定を受けた文芸春秋（東京都千代田区）は１７日、決定を不服として東京地裁に保全異議を申し立てた。文芸春秋側は同地裁決定について、「言論の自由に対する暴挙」と主張している。
肝心の記事を読んでいない以上、勝手なことはいえません。ですが、事前の差し止めは、これまでごく限られた範囲でしか認められなかっただけに、文春側の気持ちも分からないではありません。引き続き、経過をウォッチします。
ちなみに、この種の事件の先例である「北方ジャーナル事件」において、最高裁は、「人格権としての名誉権に基づく」事前差し止めを、厳しい要件のもとに認めました。今回の裁判所がこの要件を拡大解釈したものでなければいいのですが。ことが田中前外相の関係であるだけに、ちょっと気になります。
（追記）記事を読まれたhanaさんの感想がアップされています（http://pda.cocolog-nifty.com/）。やはり真紀子パワーなのでしょうか。
