なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

チェキプリンター NP-1

http://www.fujifilm.co.jp/chekipri/index.html
3月はじめに買ったのですが、そのインプレをまだ書いていないことに気づきました。どうもこのキーワード検索で飛んでこられた方もあるようですので、簡単に報告しておきます(もう見てないかも)。チェキプリンターとは、ケータイのカメラで撮った画像を、ケータイの赤外線を使ってプリンターに送り、そのまま印刷してしまおうというマシンです。
大きさは、15センチ四方くらいの弁当箱風。角は丸くてOA機器っぽさはないですが、かといって、インテリア的に美しいとはお世辞にもいえない。色はピンクを選んだので、そういう可愛らしさはありますが。
下準備としては、チェキ専用のフィルムが必要です。本体には1枚も同梱されていません。これもちょっといただけません。今や、MOドライブを買っても1枚くらいはおまけでメディアが付いていることが多いです。価格的には同程度なのに、おまけがないのは不親切です。カメラ版のチェキを使ったことのある方はよくご存じだと思いますが、チェキのフィルムは高いです。10枚セットで620円〜680円が相場でしょうか。つまり1枚は60円強。フィルムのサイズがほぼ名刺大であることを考えると、よくある昇華型のプリンタを買った方が、ランニングコストは安いし、きれいだと思います。まあ、初期投資はチェキプリンターのほうが遙かに安いと思われますけど(このあたり、あまり調べていません)。
ですが、チェキプリンターのアドバンテージは、画質云々を飛び越えたところにあります。バッテリで作動するのです。バッテリといっても、充電型ではなく、乾電池2本を使います。これだけの省電力で動くのは驚きです。これによって、友達のところなどに気軽に持ち運びができます。大きさは、上記のとおり弁当箱サイズですので、弁当を持ち歩く習慣のある人ならば、まったく苦にならないサイズです。重さは、公式サイトによれば250グラムと軽量です。
使い方は、至って簡単です。チェキ用フィルムシートを本体にセットします。それだけです。後は、本体に付いているボタンを押して受信可能状態にし、ケータイで写真を選んで赤外線で送信するだけです。本体で受信したデータは、すぐに印刷が始まり、10数秒くらいで印刷の終了です。
プリンターから出てきた当初は、ポラロイドのようにぼんやりした画像ですが、しばらく待つと、くっきりしてきます。画質も、ポラロイドカメラのレベルには到達しています。焼き増しもできますので、気に入った写真を配ることも簡単です。
と、おもちゃとしてはかなりいい線行っています。チェキ用フィルムの高ささえ我慢すれば、面白く遊べます。
問題は、auの端末には赤外線を備えたものが少なく、従って、それらの端末には対応していないのです。小職のケータイは、A550Kというカメラスタイルの端末ですが、赤外線がないので、印刷できません。カードスロットがあればいいと思いますが、そうすると機構も複雑になるので無理でしょうね。
とここまで書いて思ったのですが、h1937にも(というか多くのPDAにも)赤外線がついています。これで写真を送ってチェキプリンターで印刷することはできないのでしょうか。それができれば激しく楽しそうですが。TH55などのカメラで撮って、すぐ印刷するとか。フィルムが高いので、実験するのにも度胸がいりますが、今度、試してみることにします。