なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

HPより辞書パック発売

http://h50146.www5.hp.com/directplus/promotions/handhelds/20040419_ipaq_dic_and_starter2/
id:PIKIさんやid:Arieさんのところで知りました。

h1937/h2200/h4150シリーズ用に以下の本格的な5種類の辞書と辞書ビューアを収録したCD-ROMです。
新明解国語辞典(75,000語収録)
ジーニアス英和辞典第3版(95,000語句収録)
ジーニアス和英辞典第2版(80,000語収録)
現代用語の基礎知識2003
■家庭の医学

価格は9500円(税別)
現在、深く悩み中。
といいますのも、新明解国語辞典が入っているのは、自分にとってかなりの魅力だからです。しかし、ちょっと価格が微妙。もう少し上乗せすると、電子辞書が買えますしね。それに、以前のスターターパックも購入しており、コンサイス系の辞典は、すでにh1937にインストールして使っているのです。これ以上、辞書をコレクションするのも、どうかと思うし。もうちょっと様子見でしょうか。

 態度の悪い店員の話

id:Vermilionさんの日記に、態度の悪いスーパーの店員の話がありました。ワタシも最近、同種の話があったので、腹立ちまぎれに書くことにしました。
キヨスクのおばちゃんの話です。ある日、新聞やら飲み物やらの買い物をし、お金を払おうとしました。ですが、この人、お金を手で受け取らないんです。おばちゃんは、「350円です」とかいうので、お金を財布から出して渡そうとしたのですが、そもそも彼女は、手を出さないのです。ようするに、カウンターの上に置けということらしいです。ワタシも意地になって、彼女の胸の前当たりに500円玉を出し、受け取るまで手で持ったままにしていたところ、おばちゃんは、なお受け取りません。「受け取ってくれませんか」というと、おばちゃんは、仕方なしに手を出して受け取ったのですが、次の瞬間、受け取ったコインをカウンターに叩きつけたのです。
そしてやおら、お釣りを出したのですが、これも手渡しではなく、カウンターにおいていました。さりげなく観察していると、どうやらどの客にもそうしているらしいです。信じられません。
完全な愚痴モードで失礼しました。

「キャバクラは不適切」、国側差し替え 滋賀刑務所セクハラ訴訟(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040419-00000023-kyt-l25

 滋賀刑務所(大津市大平)に勤務していた同市内の女性(37)が、男性刑務官との交際のうわさを立てられ、セクハラの精神的苦痛を受けたとして国などに220万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が19日、大津地裁であり、国側が以前に証拠提出した「原告女性の仕事はキャバクラと言われても仕方がない」などの記述のある刑務所職員の意見陳述書を、キャバクラなどの表現のない陳述書に差し替えた。

このもともとのニュースは、以前、この日記でもお伝えしました。国側は、さすがにまずいと思ったのか、陳述書の差し替えをしたようです。しかし、「キャバクラ」という表現は下品ですね。彼女の働きをさしてそういう表現をするということは、とりもなおさず、自分たちがキャバクラの店長として女性にそういう行為をさせていたということを意味するはずです。セクハラを否定しようとして、かえってセクハラ的土壌があることを自白してしまった結果になりましたね。
一般的に、女性の側は、セクハラを受けたという訴えをすること自体にたいへんなエネルギーを必要とするようです。ですので、そういったエネルギーを使って裁判を起こしている以上、まったく何もない(女性側の捏造)ということは、ふうつは考えにくいのではないかと思います。裁判所も、従来は、「証拠がない」とか「逃げればよかったのに逃げてない」などといって1対1のセクハラ被害の裁判には消極的な判示をすることが多かったのですが、さすがに最近はそのような杓子定規な判決は少なくなってきているように感じます。
国は、民間の職場のセクハラ防止には積極的になってきたようですが、まず自分の足元からきちんと固めるべきではないですかね。

麻原裁判、国選弁護人の報酬は計4億5200万円(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040419-00000403-yom-soci
一見すると、膨大な金額が弁護人に支払われたようで、弁護人は非常に儲けていると思われがちです。
ですが、弁護人は12人(途中から11人)おり、「公判回数は257回、初公判から判決までに7年10か月を要した」のです。そうであるなら、一人当たり1年間の報酬は約500万円程度にしかなりません。
年収500万円なら、まあまあという見方もありますが、弁護士は事務所の賃料や事務員の給与など結構経費がかかります。年500万円というのでは、数カ月分の経費にしかならないはずです。
この裁判は、ほとんど毎週行われており、弁護団の弁護士は、週はじめは裁判の打ち合わせ、週末は麻原裁判と、ほとんどそれ以外の仕事ができなかったと聞いています。そうであるなら、完全な大赤字なわけで、2審は勘弁してほしいという気持ちはよくわかります。