北九州医療刑務所を視察

　感動しました。毎年、刑務所の見学は続けていますが、近年まれに見る素敵な（？）刑務所でした。
　医療刑務所というのが理由なのかもしれませんが、受刑者をみる管理者側のまなざしが、とても穏やかで温かいのです。守秘義務とかいろんな問題がありそうなので、詳しく書くことははばかられますが、非常に感銘を受けました。もちろん、無期懲役の受刑者や病識のない精神障害者の処遇の問題など、課題も少なくないと思われますが、そうした課題に体当たりで取り組んでいこうという姿勢に好感を持ちました。
　「私たちは私たちのところにくる受刑者のことを考えて、私たちにできることをやっているだけです」というように謙虚に説明しておられましたが、その姿勢は、他の刑務所には全くといってよいほど見られないものだと思いました。