あおなみ線の経営破たん

　赤字経営が続くあおなみ線（名古屋―金城ふ頭間約１５キロ）を運営する第三セクター・名古屋臨海高速鉄道（斎藤圭三社長）は５日、私的整理の一つ「事業再生ＡＤＲ（裁判外紛争解決手続き）」を使って再建を目指すと発表した。事実上の経営破綻（はたん）だが、営業を続けながら再建を進め、２０１３年度の黒字化を目指すという。

　発表によると、負債総額は４６０億８３００万円。調整役の第三者機関・事業再生実務家協会に対し、６日にＡＤＲの適用を申請する。国土交通省によると、鉄道会社の申請は初めてという。

http://www.asahi.com/business/update/0706/NGY201007060002.html

　わずか６年前に開業した第３セクター路線の「あおなみ線」。名古屋に行くことがあれば乗ってみたいと思っていましたが，名古屋行き直前に経営破たん。列車の運行は通常どおり続けるということで，昨日も元気に営業中ではありました。

　もとより名古屋方面に土地勘もないので，走っている路線にどのくらいの住民が住んでいるのか，代替交通機関にどのようなものがあるのか，まるで分かりません。それでも，沿線には競馬場もあったりして，それなりに需要はあるのかと思っていましたが，早期に破綻してしまうとはちょっと驚き。
　あおなみ線の乗り場は，名古屋駅の新幹線乗り場側の，さらに端っこにあります。ちょうどソフマップのすぐ近く。土曜日の朝ということで，ソフマップもまだ開店しておらず，あおなみ線の利用者もまばらなようには見えました。
　ホームページには，手描きの周辺ウォーキングマップなどがあって，アットホームな路線のようなので，なんとか再生を果たして欲しいものです。
あおなみ線 ホームページ