お釈迦様の教えなら・・・

　女子高生キムチなんかではしゃいだ記事を書いたあとに、こんな本を紹介するのも気が引けますが、とりあえず今年読み終わった本なのでメモしておきます。

「損する生き方」のススメ (Forest 2545 Shinsyo)

　石井裕之さんの以前のイメージは、「催眠」なんてことをうたっていてちょっと怪しい雰囲気でしたが、最近はなんだかすごくまともになってきたような気がします。そんな石井さんと宗教評論家のひろさちやさんの対談をまとめた本ですが、基本的には石井さんが聞き役になって、ひろさちやさんと仏教の教えを基にした現在の社会の生き方について語り合っているものです。
　お正月ということもあって、「お釈迦様の教えは○○ですよ」なんていわれると、なんか素直に胸の奥に入ってくるような気がします。いちおう、うちは浄土真宗ということになっていますしね（このあたりは安芸門徒といって、浄土真宗が多いのですよ）。
　その仏さまの教えというのが、タイトルにもなっている「損する生き方」。「損して得とれ」という発想ではなく、純粋に損をすることで他の人や社会をちょっと幸せにする、そんな生き方が推奨されています。現在の社会に息苦しさや閉塞感、持って行き場のないモヤモヤ感などを感じている人にオススメかと。
　とりあえず今年のスタートに読めてよかった。