なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

三次は今日も寒かった

 「三次」は「みよし」と読みます。「第三次中東戦争」とかの「さんじ」ではありません。といっても、地元の人以外、ほとんど知らないし、読めないでしょうね(^^;)。三次や庄原を含めたこの地域全体を称して、「備北」と呼んだりしますが、これもまた、地域外の人にとっては、「どこ?」という反応が返ってくること必至です。
 さて、今日はそんな三次地区で弁護士会にとっては大切な行事がありました。「ゆく人くる人」という感じの、寂しいような悲しいような、そんな行事でした。帰りの車の中で、誰もが無口になっていたのは、そうした寂しさを共有していたからかもしれません。
 別れがあっても、その人にはまた別の出会いがあって、そうやって人は生きていくのだと思います。中島みゆきの「時代」の歌詞をちょっと思い出しました。「めぐる めぐるよ 時代はめぐる/別れと出会いを繰り返し/今日は倒れた旅人たちも/生まれ変わって 歩き出すよ」ってやつですね。
そうやって、新たに旅立とうとしている人に対し、贈る言葉として適当なものは何だろうと考えます。お元気で、というのは余りにも簡単すぎる。お幸せに、だと結婚式みたいだし、健闘を祈る、でもご活躍をお祈りする、でも何かが違う気がします。もっと本気で、その人の未来や人生そのものを心に掛けて祈ったり応援したりする、そんな言葉が日本語の語彙にはないように思います。だから、ぼくは、こんなときだけにわかクリスチャンになって、その人の未来を信じて、次の言葉を贈りたいと思います。
 God bless you!