なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

ブラウン監督は第二のルーツ監督になれるのか?

 カープのBクラスが決まり、ブラウン監督の退団も決まりました。後任は、下馬評では山崎隆造だといわれていましたが、どうやら野村になりそうです。
 ブラウン監督の采配については、世間では、あまり評判が良くないみたいです。調子の悪い選手でも交代させずにずっと使うとか、なかなか若手が育たないとか、大味な野球が多いとか、いろいろあるようです。もちろん、個々の采配については、ぼくも疑問に思ったことも少なくありません。
 だがしかし、それでもぼくはブラウン監督を高く評価したい。何よりも、野球にかける情熱は半端ではなかった。カープの歴代監督のいったい誰が、審判に抗議してベースを投げたりしたでしょうか。積極的に地元のイベントに顔を出し、社会貢献的な活動に精を出したでしょうか。やはりブラウン監督は、野球やカープを愛してくれていたんだと思います。そうした精神は、カープ生え抜きで育ってきた選手やOBに劣るところはなかったはずです。
 かつて、万年最下位といわれたカープを、わずか半年で変え、選手に熱いスピリッツを植え付けて去っていったルーツという監督がいました。あれからカープは、シーズン開幕後わずか1ヶ月やそこらで退団したルーツ監督の後を受けた古葉の下で黄金時代を築きました。今、求められているのは、ブラウン監督が持っていた情熱や気迫を、うまく維持させて花開かせることです。野村であれば、その情熱のうえに立って、そつのない野球を展開することも可能かもしれません。来年の今ごろは、ブラウン監督に改めて感謝するような結果が出ていることを願ってやみません。
 今はとりあえず、ブラウン監督に、4年間ありがとうと言っておきたい。