なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

ぼくが読みたい小説

 ふと考えてみると、ぼくが好きな小説というのは、とても限られているような気がする。
 波瀾万丈だったり、大河ドラマ的な壮大なスケールの物語というのは、実はあまり好きじゃないです。それはミステリにしても純文学にしても、ロマンスにしても同じです。どんなジャンルにせよ、好きなのは、もっと普通の人が普通に生活しているところに生じたちょっとしたストーリー。大事件が起きるでもなく、かといって何も起きないのでもなく、日常の中に日々、あるようなちょっとした起伏。そうしたものを描こうとする作家や作品になんとなく惹かれます。吉田修一の「パーク・ライフ」もそんな感じだったし。
 最近はそうした小説はあまり売れないのかもしれません。
(写真は、シナモン・ドーナッツです。遠目に見ると梨みたいですね(^^;))