未解決事件は隠蔽捜査?

隠蔽捜査 (新潮文庫)

　今野敏さんの「隠蔽捜査」を読みました。
　うちの近所にも「隠蔽捜査」が疑われている未解決事件がいくつかあります。たとえば、◯町の地下道で女子高生が殺された事件、◯◯町のスーパーで強盗殺人があった件、◯◯◯市で女子高生が自宅で殺された事件など、いずれも未解決のままになっています。これらについて、「実は警察関係者やその息子が犯人であるが、警察がそれを隠蔽している」という噂が根強く広まっています。警察は、こうした事件の犯人を検挙したくないので、捜査をしている振りをしながら、時効になるまで事件を放置しているのだというように（一部では）見られています。
　この「隠蔽捜査」という小説は、登場人物が変わり者ばかりですが、それが作品の魅力を高めています。
　続編も出ているようなので、近いうちに読んでみたいと思います。