キャラバン&デモ行進

　キャラバン会場に行ってみたところ、何人かの知り合いの弁護士さんに見つかってしまい、結局、デモ行進までご一緒することになりました。公道をデモして歩くのは久しぶりでした。「シュプレヒコール」をしながら歩いたのも久しぶり。大きな通りの左端の車線を占領してしまい、とくにバスの乗客のみなさんにはご迷惑をお掛けしました。
　ただ、改めて思ったのは、デモやビラ貼りという表現手段は、とくに少数者にとっては大切な意思表示の機会であるということです。この時間帯にあえてデモをぶつけたのは、帰宅途中の一般のひとに訴えかけたいという主催者の意図だったのだと思います。こうしたことさえも自由にできない国家がまだ近くにあるという事実も忘れることはできません。
　それはともかく、「反貧困」という叫びを、単なるスローガンに終わらせるのではなく、具体的行動にどう結び付けていくか。これからはそうした実践が求められるステージに入ってきたのではないかと思います。