なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

昭和な広島(4)〜猿猴橋周辺

 

 広島駅から中心部に向けて市電に乗ると、動き始めてすぐに電停にとまります。そこが「猿猴橋町」という名前。「猿猴」というのは猿のお化けのような生き物のことのようですが、名前にふさわしいような古びた町並みが残っています。
 猿猴橋のたもとにあるのは、これまた終戦直後からそのままのたたずまいの「喫茶マツヤ」。店内は2階建てで薄暗いですが、BGMの音とともにコーヒーのいい香りが店頭に漂ってきています。オールドファンでなくても、一度は行ってみたいと思いますが、この日は夕方の中途半端な時間だったのでパス。

 喫茶マツヤの正面には、これまた年季の入ったビルが建っています。

 このあたりのマンホールは、「カープ坊や」のキャラクターのものになっています。新球場への通り道になるからです。再開発がどんどん延期され、近代化から取り残されてしまったこの界隈ですが、新球場ができて人の流れが多くなると、また景色も変わってくるのでしょうね。