なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

刑務所もひどいが入管もひどいね

 法務省の西日本入国管理センター(大阪府茨木市、収容者数約100人)で3月19日、収容中の外国人が歯痛の治療を求めて抗議のハンガーストライキを呼びかけたのをきっかけに、入国警備官らと収容者の計数十人がもみ合いになる騒動が起きていたことがわかった。
(中略)
 午前11時過ぎ、モロッコ人男性ら5人がほかの収容者にハンストを呼びかけ、計約35人が参加した。廊下に座り込み、センター側との話し合いを要求。センター側は「部屋に戻らなければ応じない」とし、収容者は座り込みを続けた。午後2時過ぎにヘルメットと革手袋を装着した警備官や職員計25人が現れ、米国人男性の肩をつかんで部屋に戻そうとしたことをきっかけに小競り合いになったという。
(中略)
 センターは外部病院での歯科治療について、収容者から申し出があれば1週間をめどに受診させるが、付き添いの警備官の都合で2〜3週間後になることもある、としている。モロッコ人男性のケースについて、センター総務課は「個別の事例に答える必要はない」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0405/OSK200804040142.html

 歯科治療を巡るトラブルは刑務所でもよくあります。ひどい所では、半年待ちだったりします。
 しかし、入管は刑務所ではないのだし、国際的な問題にもなりかねないのだから、もうちょっと丁寧に扱って欲しいものです。