なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

デオデオは高いのになぜ広島市民に支持されるか?

 ヤマダが価格勝負を挑んでも、ぎりぎりのところで踏みとどまっているデオデオ
 ほとんどすべての商品は、デオデオのほうが高いです。デオデオががんばってもヤマダと同じ価格。そうなると、10%のポイントがつくヤマダにデオデオはかないません。
 でも、広島でヤマダは苦戦しています。それはなぜ?
 場所的にデオデオがいいから?
 ヤマダの店員がヘボいから?
 先日立ち読みしたこの本にある分析は、非常に的確なものでした。

ヤマダ電機の品格――No.1企業の激安哲学――

ヤマダ電機の品格――No.1企業の激安哲学――

 デオデオのサービスは半端ではない。テレビなら、客のところに配達し、取り付け、きちんと写ることを確認してやっと「お買い上げ」になる。自前のサービスマンが電話一本ですぐに修理にやってくる。こうしたサービスに客は慣れきっており、高齢者が多い地方都市の広島の客は、ヤマダ的な価格競争を求めていない。
 こうした指摘です。
 なるほど、デオデオの配達・設置、修理のサービスは立派です。最近は、ちょっとした小物の配達にはお金を取るようになりましたが、以前は、どんなものでも無料で配達・設置が当たり前でしたし。また、お客さんの誕生日にはDMだけじゃなく粗品をくれたり、それはそれは至れり尽くせりのサービスでした。
 今でも、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電は、少々安いくらいではヤマダで買おうとは思いませんね。
 ただ、電脳ものやデジカメなどは、簡単に持って帰れるし、説明を聞くまでもないので、こうした商品はヤマダで買うことが多いですかね・・・。
 ビックカメラがどこまでがんばるか、ちょっと楽しみになってきました。