なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

よくわからない小沢の辞任騒動

 小沢さんという人は、個人的にはあまり好感を持っていません。普段は強面なのに、選挙になると優しそうな顔に豹変するのが気に入りません。
 それはそうと、世間では、今回の騒動について小沢さんを批判する人が多いですね。ですが、小沢さんにとっては、あれ以外の選択肢はなかったのではないかと思います。連立政権を打診され、党に持ち帰ったのは当然であり、独断でその場で即決などしたら、それこそ党内民主主義に反するわけです。そして、役員会で否決されると不信任と受け止めて辞意。それなりに筋が通っているように思います。
 もちろん、仲介者から前もって打診があったというのですから、本来なら、その時点で党内で意思統一をして、それをもって党首会談に臨めばよかったのだと思います。その意味では、やや強引だったとは思いますけどね。
 辞意表明会見で、小沢さんが「辞表を鳩山さんに預けた」という言い方をして、即時の辞任を表明しなかったのは、こうして慰留されて再登板することを予想していたのだと思いますね。
 今回の騒動で一番得をしたのは、やはり自民党なんでしょうか。公明党は大連立が反故になってほっとしていると思いますが、それも変な話。