薬袋式とは?
- 作者: 薬袋善郎
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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本文の8割は2000語の単語、例文などで占められていますが、注目すべきは前半20%の部分にある暗記法の解説。
まず、いわゆる忘却曲線の理論に従って、いつ、どのページ(ユニット)を暗記するのか、その計画表を作ります。1日1ユニットずつ覚えていくとすれば、最初のユニットはすぐ次の日に復習します。そして、次は2日あけた5日目に復習。次は中4日あけた10日目に、その次は中7日あけた18日目に復習をする・・・、という感じのようです。エクセルで表を作ると早そうです。
また、著者は、覚えかたとして、「発音と意味の間を開けずに一気に口に出して読む」という方法を推奨しています。例としてあがっているのは、literature=文学というのを覚えるのに、「リテラチュアブンガク」というように一息に言い、これを繰り返すこと。九九で「ニサンガロク」と条件反射的に言うのと同じだそうです。なるほど、このくらいにならないと本当に身についたと言えないのかもしれません。
そのほか、いくつものウンチクが詰まっているので、この部分だけを読む目的で手元に置いておいてもいいかも。