なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

会員権商法の2次被害

 「会員になると○○が安く利用できる」とかなんとか称して、会員権を売りつける商法があります。○○とは、リゾートホテルだったり、英会話教室(教材)だったり、映画やレストランだったり、あるいはその組み合わせだったりします。σ(^^)も大学生だったころ、この種の勧誘の電話がしょっちゅうかかってきていました。
 このような商売のほんとどすべてはインチキなものなのですが、それを信じてしまって会員になってしまう人が少なからずいます。勧誘する方も、「さらに友だちが入会してくれれば1割の配当を出す」などといってねずみ講マルチ商法)みたいなオプションをつけたりしていますので、なかなか抜けられない場合もあります。
 そして、今、暗躍しているのは、この会員権商法の被害者をターゲットにした2次商法。たとえば、「あなたは○○というクラブの会員のようですが、全然利用していませんね。退会したら入会金○○万円が戻ってきますよ」などいってその手続費用の名目でさらにお金を請求したり、その過程であらたな会員に勧誘されてまた入会金を払わせたりするようです。
 もともと、こうした会員権商法にひっかかる人は、押しの強い勧誘に弱かったり、ちょっとお人好しの人が多いのですが、こうした人につけ込んだ悪質な商売。もはや商売というよりも詐欺なのですが、なかなか警察に摘発してもらうのは難しいようです。
 くれぐれもご注意を。