高校野球の微妙な判定と中井監督の抗議
「痛いニュース」などでもホットな話題になっている様子。微妙なコースを「ボール」と判定されて押しだし四球になった直後、満塁ホームランを打たれて逆転負け。その「ボール」の判定に広陵の中井監督がかみついたという図式。確かにビデオやキャプチャ映像を見ると、ストライクといってもおかしくない。テレビをずっと見ていた人に聞いてみると、八回裏になって急にストライク・ボールの判定が厳しくなったと言っています。追い詰められた佐賀北に審判が同情したのではないかという見方が地元ではもっぱら。
ただし、中井監督の言動は支持しません。終わったことをグダグダいうのは意味がないし、所詮はストライク・ボールの判定に過ぎないわけです。仮にきわどいところが全部ストライクだとしても、ホームランを打たれた事実はあるわけで、審判のせいで負けたわけではない。
そもそも、中井監督自体、一部では評判がよくない。誰も書かないからあえて書くけど、広陵の選手が卒業後、読売に入団したりしていますが、中井監督はその際に影響力を行使した(←婉曲表現)と言われています。そういう監督が、審判の判定に怒ってみたところで、実は、優勝という箔をつけて教え子をプロ入りさせ、そこで甘い汁を吸おうという裏があるのではないかという勘ぐりも出てくるのではないかということ。
その意味では、純粋な公立高校の佐賀北が優勝したのは、広陵野球に対するアンチテーゼとしてちょうどよかったのではないかとさえ思えます。