なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 米兵受刑者の「厚遇」見直し 衆院委法務省が意向

2007/03/29 07:37
 法務省の吉田秀司官房審議官は二十八日、衆院外務委員会で、日本で罪を犯した米軍関連の受刑者が、同じ刑務所にいる日本人受刑者に比べ、食事や入浴などの面で厚遇されている実態を認め、見直す意向を示した。照屋寛徳氏(社民)の質問に答えた。
 法務省によると、米軍関連の受刑者は横須賀刑務所に送られ、現在は十五人が日本人受刑者と一緒に収容されている。日本人には食料の差し入れを認めていないが、米兵らに対しては「補充食料」として、在日米軍から定期的にパン、肉、果物などの差し入れがあり、量は年間約十三トンに上る。
 また、入浴でも日本人は夏場は週三回、それ以外は週二回に対し、米兵らは毎日シャワーを浴びられる。厚遇は日米合同委員会で合意されたものだが、吉田氏は「格差是正ということについては、私どもも当然考えている」と述べ、米軍側と協議する意向を示した。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070329&j=0023&k=200703296481

 確かに格差はよろしくない。これもひとつの格差社会ですね。
 ただ、アメリカがこれに応じる可能性はゼロですね。
 そもそも、アメリカの水準は国際基準からも「高すぎる」ものではなく、そもそも日本の現状が低すぎるのが問題なのです。これを機に、日本の水準を国際基準並みに引き上げる検討をすべきではないですか。
 ただ、政府がそれを行う可能性もゼロなんですけど(^^;)。