なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 年収「空白」で高額クレジット、高齢者被害の温床に(読売新聞)

 宮城県内の60歳代半ばの女性は、リフォーム会社(すでに倒産)との間で2か月間で3件のリフォーム契約(計約900万円)を結んだが、収入欄はいずれも未記載で、うち1枚は勤務先の欄が「厚生年金」。女性は年金の半額以上を毎月の支払いにあて、最長15年のクレジット契約を結んでいた。女性は軽い認知症で、訪問介護を受けている。

 こうしたケースは本当に多いです。
 σ(^^)がいまクレジット会社と交渉している件でも、クレジット申込書の職業欄は「年金」。しかも署名部分以外は(「年金」の文字も含めて)販売店の店員が全部手書き。要するに、うまいことだまされて適当に契約書を作られているわけです。それで買ったものはといえば、必要のない布団であったり、宝石であったり。定価は50万円くらいで、手数料込みで100万円近く。これらもおそらく、ものすごい粗悪品なんだと思いますよ・・・。
 σ(^^)も平気でカードを使いますから、あまり偉そうなこともいえないのですが、こうした悪質商法にクレジット会社が深く関与している(クレジット会社が審査を厳しくしたり、怪しい加盟店を排除していけば、こうした被害は起こらない)ことは明らかです。一皮むけば、サラ金と変わらないことをやっているわけです。
 もうちょっと法規制をする必要がありそうです。