元カープ監督の長谷川良平氏が死去

　プロ野球広島のエース投手として活躍し、その後監督も務めた長谷川良平（はせがわ・りょうへい）氏が、二十九日に死去した。76歳。

　愛知・半田商工高から一九五〇年に広島へ入団し、１年目に15勝をマーク。８年連続で２けた勝利を挙げた。小柄な身体で、球団が誕生して間もない広島をエースとして支え続けたことから、「小さな大投手」とも呼ばれた。五五年には30勝で最多勝。通算成績は６２１試合で１９７勝２０８敗。六三年に引退後、六五年途中から監督に就任、六七年まで務めた。二〇〇一年には野球殿堂入りを果たしている。また、長年にわたり中国放送の野球解説者を務め、広く野球ファンに親しまれた。

　ひとつの時代が終わったという感じです。少なくとも、1975年の初優勝より前の人材は、ほとんど世を去ってしまったということでしょうか。淋しい限りです。