なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 <宮崎勤死刑囚>月刊誌「創」に手紙 「死刑は薬で」

 連続幼女誘拐殺人事件で殺人罪に問われ、1月の最高裁判決で死刑が確定した宮崎勤死刑囚(43)が、月刊誌「創」編集部に手紙を寄せ、「死刑は絞首刑をやめて薬を使用すべきだ。法律も残虐な刑罰を禁じている」などと主張していることが分かった。7日発売の同誌7月号に掲載される。
 同誌によると、手紙は5月2日付と16日付で、母親を通じて編集部に届いた。死刑判決を受けた他の事件の被告名を挙げ「絞首刑を執行される時は恐怖とたたかわねばならず、反省のことなど考えなくなる。薬を使用すれば反省や謝罪の言葉を述べる確率もだんぜん高い」などと述べている。
 約10年にわたって文通を続けている同誌の篠田博之編集長は「死刑について書かれた手紙は初めて。判決が確定し、死刑を意識するようになっているのではないか」と話している。【木戸哲】
毎日新聞) - 6月6日20時34分更新

 ついでに死刑関係でもう一つニュースを紹介。
 宮崎も若いころに事件を起こしたので、「若者」という印象が強いのですが、もう43ですか。
 彼にも同情する気はさらさら起こらないが、絞首刑ではなくて薬殺にしてくれというのはわがままがすぎるという気もしますね。薬だから反省するけど、絞首刑だと反省しないなんて理屈があるとはとても思えないのだが。要するに、苦痛が少ない方法を望むということなんでしょうね。
 宮崎のために死刑執行の方法を変えろというつもりはないけれど、執行人もたいへんそうだし、方法の見直しはどこかで進めるべきかとも思います。