なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

信ぴょう性立証は困難 民主、口座追及に力点

 民主党は21日、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党武部勤幹事長の二男への送金を指示したとして提示した電子メールについて「現状では信ぴょう性の立証は難しい」との判断を固めた。複数の党幹部が明らかにした。一方で、同党は金の出入りに使われた可能性がある銀行の口座情報も得ているとしており、あくまで国政調査権の発動による疑惑解明を強く求めていく。
 与党側は「明確な裏付けもなく国会で取り上げたのは問題」として責任論も含め攻勢を強める構え。民主党側が苦境に立たされるのは間違いない情勢だ。
 民主党はメールの信ぴょう性をめぐり与党側から「根拠を示すべきだ」と迫られる中で、永田寿康衆院議員にメールを持ち込んだ「フリー記者」の信頼性やメールの書式、記述内容を再検証する。

 例の事件です。確かにメールのプリントアウトだけしかなかったり、それも黒塗りばかりというのでは、信用してくれという方が無理だったかも。
 とはいえ、自民党の、明確な裏付けもなく国会で取り上げたのは問題、という言い分も感心しませんね。明確な裏付けがないと国会で質問もできないのでしょうかね。裏付けがないからこそ質問する、ということも多いのではないかと思うわけです。武部さんも、心当たりがなければ否定しておけば済む話で、躍起になって否定しようとしたり、質問した議員を懲罰にかけようとするなど、ちょっとやりすぎという気がします。そこまで必死になるということは、よほど触られたくない別の問題でもあるのかと、へんに勘繰りたくなるわけで。