なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

「判決理由が短い」と言われ、裁判官が裁判官を訴追請求

 横浜地裁井上薫判事(50)が、同地裁の浅生重機所長(63)の罷免を求め、裁判官訴追委員会に訴追請求したことがわかった。裁判官が裁判官を訴追請求するのは極めて異例。

 関係者によると、請求は25日付。訴追請求状によると、浅生所長は昨年から今年にかけて、「君の判決の理由欄が短いので改善するよう所長として勧告する」「勧告に従わないので人事上減点評価とし、来春の判事再任は無理だ」などと述べた、という。これについて井上判事は「裁判干渉であり、裁判官の独立を侵害した」と訴えている。

 この記事は、前に紹介したニュース(http://d.hatena.ne.jp/narushisu/20051031/1130763146)の続報ですね。
 言葉は悪いですが、井上薫裁判官は、もうものすごい変わり者というか独自の世界というか、粘着質というか、そういうヒトとして有名ですからね。まさかここまでやるのかという感じです。
 ちなみに井上薫さんは、そういう意味でネタをたくさん提供してくれている人で、過去にも、この日記で話題を紹介しています。
http://d.hatena.ne.jp/narushisu/20040901/p1
http://d.hatena.ne.jp/narushisu/20040414/p1
 井上薫さんは、週刊新潮あたりでもてはやされていて、今回の事件も新潮が井上薫さん寄りの記事を書いて取り上げていました。彼は、こうしたことから、自分の行動が広く支持されていると勘違いしているのではないかしら?
 裁判官をやめるとすると(もうそういう前提(+_+;)\パコッ!)、弁護士会に入会するのでしょうが、どこが受け入れ先になるのでしょうか。弁護士会内部でも問題発言とか繰り返すようなことにならないといいのですが・・。