なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 三井住友銀に公取委が排除勧告へ・融資先に金融商品強制(日経新聞)

 融資先の企業に金融商品の購入を実質的に強制したとして、公正取引委員会は26日までに、三井住友銀行に対し、独占禁止法違反(不公正な取引方法)で排除勧告を出す方向で最終調整に入った。近く委員会を開き、正式に決める。
 大手銀行に対し不公正な取引方法を理由に同法違反で公取委が排除勧告するのは異例。
 関係者によると、三井住友銀行は、融資先の中小企業などに、融資の条件であることを示唆したうえで、「金利スワップ取引」と呼ばれる金融派生商品を購入させていた疑いが持たれている。同行の全国各地の法人営業部のうち、複数の部でこうした行為が行われていたとみられる。

 他のソースによれば、この取引で三井住友は多大な利益を上げていたとのこと。リスキーな商品ではなさそうですが、支払わなくてもいい金利や手数料を顧客が支払わされていたということのようです。
 銀行も不良債権問題が決着して、またバブル期のような顧客無視の動きを始めたようですね。