なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

 東京地裁、担当裁判官処分へ 少年の不当勾留問題(朝日新聞)

http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY200510200279.html

 東京都の「ぼったくり条例」違反の疑いで現行犯逮捕された少年(19)が10日間にわたって不当に勾留(こうりゅう)された問題で、東京地裁は20日、担当裁判官を処分する方針を明らかにした。地裁によると、担当したのは毛利晴光裁判官で、第2刑事部の部総括を務めるベテランだった。

 少年法41条は罰金以下の刑にあたる犯罪については少年を勾留せず、家庭裁判所に送致しなければならないと定めている。ところが、警視庁は少年を地検に送り、地検が勾留を請求。毛利裁判官は9日、10日間の勾留を認めた。地裁によると、毛利裁判官は「41条に思いが至らなかった」と話しているという。

 部総括くらい偉い人になると、流れ作業的に手早くやることだけを信条にしていそうな気がします。若い人の方が、きちんと記録を読んで、検察官にもきちんと意見がいえるような人が多いような気がする。福岡高裁でも、確か検事と裁判官が癒着していたような。裁判官と検察官は、年齢が上がってくるにつれて「一体の原則」が強まってくるように感じています。