なるしすのブログ

地方の弁護士の日常を,あれこれと書くつもりのブログです。

銀行の面倒な本人確認手続き

 Aという依頼人からお金を預かることになり、そのために預金口座を作ることにしました。この場合、A代理人弁護士BとかA預り金口・弁護士Bとかいう名義の口座を作ることになります。
 平和な時代には、なんの身分証明もいりませんでした。Bの印鑑だけを持って行けば、さくっと口座が作れました。
 しばらくすると、Bの身分証明を出せ、といわれ始めました。それでも弁護士にとっては自分自身の身分証明ですから、簡単に出せました。
 最近は、個人情報だか名寄せだかペイオフだかなんだか知りませんが、Aの委任状とか印鑑証明とか身分証明とかを出せ、などといい始めました。極めて面倒なんですが。余りに面倒くさいので、Bという個人口座をつくり、勝手に通帳の表に「Aの預り金」とか書いて代用しようかと思う今日このごろ。問題は税務署が善意に解釈してくれるかどうかですな。